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センターの概要/About

近年の大きな変化のひとつは、半導体や情報処理技術の急速な発展により、膨大で多様なデータが収集・蓄積され、分析・解析できるようになったことです。現在、それらのデータが社会の中で活用され、次々に革新的な技術やサービスが創出されています。一方で、インターネットが重要な社会基盤になるなかで、人類はコンピュータウイルスの蔓延やサイバー攻撃などの情報セキュリティに対する脅威、また気候変動による環境問題や感染症問題など、かつてない脅威にさらされています。
 このような現状から「データ科学」が注目されています。その考え方自体は、昔から多くの科学者によって行われてきたことです。さまざまな問題に関わるデータを収集し、それを分析・解析し、その結果に基づいて意思決定や実証を行なってきました。しかしながら、複雑多様化する現代においては、一つの分野の視点からでは問題の本質を把握するのが難しくなり、さまざまな分野からの視点でデータを俯瞰し、絡み合ったつながりを明らかにすることが必要になってきました。
 本学は、「情報」を教育・研究の中核とし、さまざまな専門的知識や高度な情報技術を持つ研究者からなる、まさに現代のあらゆる問題の本質を見極めるために必要な知と技を兼ね備えた大学です。それらを結集することにより、革新的な技術やサービス、また将来を予測する高度な技術の創出を目指します。
 先端データ科学研究センター(以下、本センター)には、「生命情報」「情報セキュリティ」「機械学習」「数理情報」「情報基盤」の分野に関する5つの研究ユニットを設置し、さまざまなデータを活用した先端的な研究活動を行なっています。また、研究に対する意欲の高い学生が早い段階で先端的研究に触れる機会を提供します。

先端データ科学研究センター組織

目的と期待される効果

研究力の強化

人材育成

強みの明確化

デジタルパンフレットをご覧ください。